おはこんにちはこんばんはSatomiです(^o^)
タイチーブレスは100年時代を見据えた健康法ですが、今回は家族の人生最終に遭遇するかもしれない、知らないと大変なことになる出来事についてです。 これは、最も重要で準備すべきことなのに最も目を背けられがちな領域です。だから若い人が語るのではなくあえて高齢である私がお話しようと思います。
自宅での予期せぬ別れ
ある葬儀ディレクターの話です。夜中に突然かかってきた電話は70代の娘さんの泣き叫ぶような声でした「先生母がたった今亡くなったのですが、私達が何をすべきか何一つわかりません。兄はすぐ葬儀場を探そうと言い、私は病院に行くべきではないかといい争いになり、母はどんどん冷たくなっているのに私達はここで喧嘩をしているんです」
こんな場合即座に判断できる人はいるのでしょうか。ふっとそんな事を思ったとき、正しい知識があれば慌てながらでも方向は間違うことはない！と思ってブログにしようと思いました。高齢の配偶者や高齢の家族と同居されてる場合、話し合うことが難しければこのブログを見てもらえば良いと思います。
正しい選択ができないとどうなる
心の負担と不必要な経済的な負担がかかります。
３日葬の筈が７日葬に延び、追加費用が３０万円発生。火葬場の予約を逃し５日間待つことに。誤った１１９番通報により、不必要な心肺蘇生が３０分間おこなわれる。死亡届の期限を過ぎてしまい過料５万円を課される。自動引落としを停止できず６ヶ月間自動引落され続ける。この全ての混乱と損失はたった一つのミスから始まります。
絶対してはいけないこと３つの過ち
①葬儀場に真っ先に電話すること➠葬儀場の予約の電話をすると、必ず「死亡診断書は受け取られましたか？」と聞かれます➠「死亡診断書がなければ葬儀場では何もお手伝いできません。式場のの予約も、火葬場の予約も、故人様をお迎えに行くこともできません」
②故人をむやみにうごかすこと➠故人を思うあまりベッドに運んだり、着替えさせたりすると後で駆けつけた警察官に「なぜ、現場を勝手に変えたのですか？本来はどこでお亡くなりになっていたのですか」
法的な問題ですが、自宅で亡くなった場合、自然死であるかどうかの確認のため、警察による検視が基本的な手続きとなります。【いちばん大事なことは現場の保全です】故人の位置、周囲の物の配置、服用していた薬、最後の食事の痕跡、これらすべてが自然死を立証する重要な証拠になります。
③１１９番に不正確な通報をする事➠よくある間違った通報内容「早く来てください母が倒れました」「緊急事態です！意識がありません」「心停止だと思います」このように通報すると救急隊は心肺蘇生の機材をもって一分一秒を争ってきます。すでに亡くなっていると家族は分かっていても心肺蘇生のため最善のことをします。
１１９番に正しい通報の仕方
１１９番通報の際は、状況を正確に伝えます➠「母が呼吸をしていません。眠っている間に、亡くなったようです」➠救急隊はこのように通報すれば状況に応じた準備をします。不必要な混乱を防げます。また警察の検視においても自然死であったという状況証拠の一つとなります
更に「普段から高血圧の薬を服用していた」など一言添えるだけで格段にスムーズになります。
混乱したときのために通報マ二ュアルとしてください【保存版】
重複する部分もありますが大事なことです、コピーしてほしいくらいです！
①１１９番への正確な通報➠「母が呼吸をしていません。眠ってる間に、亡くなったようです。普段から高血圧や糖尿病などの薬を服用していました」
住所と連絡先を正確に伝えたあと「故人の年齢は何歳で、特に外傷はありません」と付け加えてください。➠通報後は決して故人を動かさないこと！救急隊と警察が到着するまで現状を保持することが最も重要です！
②救急隊到着時の対応
救急隊が到着するとこう尋ねられます。「心肺蘇生を行いますか？」
故人が８０歳以上や長い闘病の末であれば「いいえ結構です。本人が普段から延命治療を望んでいませんでした。安らかに見送りたいと思います」など
救急隊員にあらかじめ伝えること・・故人の正確な年齢、服用していた薬のリスト、お薬手帳や処方箋、最近の病院の診療記録、最後の食事の時間、普段患っていた持病➠この情報があるだけで病院での死亡診断書の発行が格段に早くなります。
③病院の救急外来での死亡診断書発行
救急車で病院に到着すると医師が最終的な死亡宣告を行い死亡診断書を発行します。
⚠最も重要なアドバイス「死亡診断書の写しを５部、発行してください」と伝えます。必ず原本、または病院発行の証明書を５通受け取ってください。葬儀場提出用・火葬場提出用・死亡届（役所）提出用・保険金請求用・予備各１部です！値段は高くても１万円ほどです。コピー不可です
あとから何度も病院を往復することを考えれば時間とお金の節約になります。また医師に老衰と記載があった場合「死亡の原因をもう少し具体的に書いていただけることは可能ですか」と聞いて下さい。
老衰より具体的に記載されていると保険金の処理が格段にスムーズになります。
④お葬式の準備スタート
順序が大事です！死亡診断書➠火葬場の予約可能な日時を確認する➠その日時に合わせて葬儀の式場を予約する。両方の予約が確定して、故人のお迎えです。（最近の火葬場は大変混んでいます）
後悔しないために
病院で亡くなるのと違って家では、何をどうして良いのか分からない、バタバタして最後の大切な時間なのに後悔が残ります。大慌てでもここまでくれば故人をしっかり愛情をを持って見送ることができます。
ちょっと重い話＆大切な話を最後までお付き合いありがとうございますm(_ _)m
コメント